経営方針
Management
Strategy
経営戦略


今後のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の収束には未だ不透明感があるものの、国内外のワクチン接種の普及拡大とともに経済活動は徐々に回復していくものと見込まれます。しかしながら、変異型ウイルスの拡大や国内における感染者数の増加等の懸念もあり、予断を許さない状況にあります。
当社の属する不動産業界におきましては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による新しい生活様式により、住宅への関心も高まりニューノーマル社会における住宅需要も高まっております。なお、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大に大きな影響を受けたインバウンド減退によるホテル関連市場の回復については、ワクチンの普及と共に徐々に回復するものと見込まれますが、渡航制限の解除及び規制緩和の実現が課題であり、短期的には急激な回復は難しい状況にあります。
そこで、今後当社といたしましては、既存の事業はもとより既存不動産事業とシナジー効果のある事業の成長を図るため、「収縮と転換」、「多極化」及び「事業ポートフォリオの最適化」の3つの基本戦略テーマを定め、以下の施策により強固な経営基盤を築き、事業の拡大に努めてまいります。
収縮と転換
- 当社主力商品「LEGALAND」をマーケットリーダーに成長させます。
- 東京都心10区、ターミナル駅徒歩10分などの重点エリア物件を積極的に購入していき収益性を高めていきます。
多極化
- 大阪と東京の2大都市を事業の中心としながら、その他の都市圏についても人口増減や、不動産需給などのマーケット動向を注視して、優良物件を購入することにより収益性を高めていきます。
事業ポートフォリオの最適化
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるインバウンドの減退、企業のオフィスビル売却等の動向も踏まえ、都市部の中でも不動産需要の二極化に注視し、出口戦略も含めて適正な保有不動産のポートフォリオを見極めながら事業を進めていきます。
- 不動産DXの進展を重要戦略とし、YANUSY事業を発展させオンラインとオフラインの融合、OMOプラットフォームとして新しいマーケティング方法の確立を目指します。
- クラウドファンディング事業の推進による、マス層・アッパーマス層の顧客の獲得、多様な投資ニーズへの対応と当社の資金調達の多様性を確保します。